リードワークは「犬に合わせる」だけでは成り立たない

― 鎌倉・湘南で考える、犬を尊重した散歩のかたち ―

鎌倉・湘南エリアで、

犬の行動学をベースにしたドッグトレーニングを行っている

**リバライブちずる(CHIZURU)**です。

お散歩のはじまり。

犬と飼い主さんが外で迎え合い、同じ方向へ歩き出す前のその一瞬には、

実はとても多くの「関係性」が詰まっています。

今回の写真は、

ただ歩いている様子ではありません。

一緒に歩く前に、気持ちを揃えている時間。

私は、この瞬間をとても大切にしています。

「犬の気持ちを尊重する」=「自由にさせる」ではない

最近よく聞くのが、

「犬の気持ちを尊重したいから、好きに歩かせています」という言葉。

確かに、

  • 匂いを嗅ぐこと
  • 立ち止まって考えること

これは犬にとって、とても大切な行動です。

犬は嗅覚で世界を理解し、環境から安心を得る動物です。

ただし、

すべてを犬任せにする散歩は、

必ずしも犬のためになるとは限りません。

動物行動学の視点で見ると、

情報が多すぎる環境の中で判断を任され続けることは、

犬にとって「自由」ではなく

負荷や不安につながることがあります。

落ち着かない

興奮が下がらない

周囲に過敏になる

こうした状態の背景には、

「どう動けばいいのか分からない散歩」が隠れていることも少なくありません。

では、人のペースで引っ張って歩くとどうなるのか

反対に、

人の都合だけで急いで歩く散歩も、よく見かけます。

リードを張ったまま、

犬のペースや気持ちを確認する余裕がない状態。

このとき犬は、

  • 周囲の情報を処理できない
  • 身体的・心理的な緊張が抜けない
  • 人よりも環境への警戒が優先される

状態になりやすくなります。

リードの張力は、

単なる「引っ張り」ではありません。

犬にとっては、常にかかり続けるプレッシャーです。

結果として、

「引っ張るから、さらに制御する」

「制御されるから、余計に落ち着かない」

という悪循環が生まれてしまいます。

リードワークは「操作」ではなく「会話」

リードワークは、

引っ張らないための練習ではありません。

また、

犬をコントロールする技術でもありません。

リードは

命綱であり、気持ちの伝達線。

だからこそ、

「今は匂う時間だよ」

「ここで一度、切り替えようね」

「一緒に進もう」

そんな人の意思を、穏やかに伝えることが必要です。

犬が

「自分で選べる」

でも

「ひとりで背負わなくていい」

この状態をつくることが、

本来のリードワークだと私は考えています。

今日のレッスンより

今日は、ににさんと一緒に

匂う時間・進む時間を

少しずつ切り替えながら歩く練習をしました。

止まるのもOK。

進むのもOK。

大切なのは、

なんとなくではなく、気持ちを確認しながら選ぶこと。

コントロールでも、放任でもない。

その「ちょうどいいバランス」を、

人と犬が一緒に学んでいきます。

散歩は、関係性を積み重ねる時間

散歩は、ただの移動ではありません。

運動のためだけの時間でもありません。

犬にとっても、飼い主さんにとっても、

関係性を積み重ねる大切な時間です。

写真に写っている迎え合う姿や、

並んで歩く姿は、

その途中経過。

今日の一歩が、

明日の安心につながっていく。

そんな散歩を、これからも一緒につくっていけたらと思います。

こんなときは、ご相談ください

  • 散歩で引っ張りが強い
  • 自由にさせているのに落ち着かない
  • パピー期の関わり方に迷っている
  • 鎌倉・湘南エリアで、犬に合ったトレーニングを探している

犬の性格や環境を見ながら、

無理のない形で一緒に整理していきます。

気になる方は、ブログ下のお問い合わせからご連絡ください。

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