― LIBALIVE ドッグトレーナー CHIZURU(湘南・鎌倉)―
「お散歩になると、落ち着かない」「匂いばかり嗅いで進まない」「すぐに引っ張る」
そんなご相談を、神奈川県内でも本当によくいただきます。
実は、“お散歩が上手にできない” というのは、しつけ不足ではなく、心の準備がまだ整っていないだけのことも多いんです。
🐾 行動の“背景”を読むことがスタート地点
犬の行動には、すべて「意味」があります。
たとえば、外に出た瞬間に引っ張る子は「怖い」よりも「早く情報を取りたい!」という好奇心の表れであることが多いです。
犬にとって外の世界は、“匂いの新聞”のようなもの。
一歩歩くだけで、昨日来た犬の情報、風の向き、他の動物の存在など、たくさんのメッセージが詰まっています。
この「情報集め」の時間を無理に制限してしまうと、犬はストレスを感じ、逆に集中できなくなってしまいます。
つまり――
「ちゃんと歩かせよう」とするほど、歩けなくなる。
これが多くの飼い主さんがぶつかる最初の壁です。
🌿 同じペースで歩かなくていい理由
お散歩レッスンでは、最初から「飼い主と同じ歩調で歩く」ことをゴールにはしません。
特に若齢犬や刺激に敏感な子は、まず**“世界に慣れる時間”をたっぷり与える**ことが大切。
動物行動学では、これを「刺激馴化(しげきじゅんか)」といいます。
新しい環境や音、匂いに対して、徐々に慣れていく過程をサポートしてあげることで、犬は外の世界を安心して受け入れられるようになります。
「匂いを嗅ぐ」行動もそのひとつ。
これは単なる“寄り道”ではなく、犬が自分を落ち着かせるためのセルフコントロール行動なんです。
🧭 飼い主さんにできる、たったひとつの意識転換
お散歩で大切なのは「どう歩かせるか」ではなく、
**「今この子は何を感じているか」**に意識を向けること。
たとえば、ポルテ(LIBALIVEでトレーニング中の子)も、最初は止まってばかり。
でも、「歩かせる」よりも「感じさせる」時間を増やすことで、次第に飼い主さんを見上げる余裕が生まれ、歩くリズムも自然に整っていきました。
犬にとってお散歩は、“訓練”ではなく“対話の時間”。
その視点を持つだけで、関係性は大きく変わります。
🐕🦺 LIBALIVEのお散歩レッスン(湘南・鎌倉)とは
LIBALIVEでは、「犬を変える」のではなく、犬との“関係の質”を整えることを目的としています。
動物行動学・心理学・環境学をベースに、犬の“心の動き”を読み解きながら、
その子に合ったペースでお散歩を見直していきます。
鎌倉や湘南のように刺激の多いエリアでは、
視覚・嗅覚・聴覚の刺激量も多く、それぞれの犬に合わせた調整が欠かせません。
レッスンでは、
・引っ張り癖
・拾い食い
・歩かない
・他の犬への吠え
といった行動の“根本原因”を探りながら、安心して歩ける関係づくりをお手伝いします。
🌸 最後に
お散歩は、「運動の時間」ではなく、「信頼を育てる時間」。
どんな犬にも、必ず“その子のリズム”があります。
まずは焦らず、そのテンポを一緒に見つけていきましょう。
あなたと愛犬の関係が、もっと穏やかで、もっと深くなりますように。

